重要文化財 三重塔

イメージ 1
待龍塔と呼ばれ、古文書によれば寛元4年(1246)4月9日の記があり国宝の本堂より40年余り先に建立されました。
 寺に保管の永正17年(1520)在銘の相輪部材は重要な考証資料で附指定されている。
 寺記によれば、天保4年(1833)頃には相当に破損が進んだが根本修理は実現せず、遂には最上層を失って昭和年代に至った。昭和20年には重要美術品に認定、昭和47年に重要文化財に指定、その後の解体修理で、建立時には計画されたが未完成であった初重の縁、二、三重の柱間装置なども整備され、昭和53年に完全な三重塔が竣工した。
 二重以上に内法長押を用いず、上方への逓減の手法など西明寺の唐に相似する点も多く、中世塔婆建築の遺構として貴重なものである。


イメージ 2



イメージ 3



イメージ 5



イメージ 6



イメージ 7



イメージ 4