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とてもいい音楽映画だった。

基本的にはファンクラブツアーのひとつのライヴを最初から最後まで収め、そこにメンバーへのインタヴューが重なってくる構成になっている。
極めてシンプルな作りのライヴドキュメンタリーだ。
だがもちろん、「ドキュメンタリー」と言う以上、単なる「ライヴ映像作品」にとどまってはいない。
4人の心を正確にとらえた、実に鋭い視点に基づいたフィルムになっている。そこがいい。

では、ライヴを撮り続けたこの作品はなぜ、「ライヴ作品」ではなく、「ドキュメンタリー」になったのか。

それはほかならぬ4人が4人の心の有様を赤裸々に告白しているからだ。
インタヴューによってではない。
ライヴによってその心のうちを告白しているのである。
4人の肉体的な演奏、桜井和寿の瑞々しく躍動する歌声。
そんな、今の4人のライヴを撮ることはつまり、4人の心をとらえることになる。
本作を観れば、信頼できるファンに向けて行われたこのツアーに込められた思いと目的がわかるような気がする。

しかし、素晴らしい演奏、素晴らしいライヴだ。
この作品にある2時間は、このツアーに対する4人の「飢餓」がいかに強かったのか、教えてくれる。

あまりに巨大な存在であるMr.Children、原点に出会える貴重なフィルムだ。



こーゆー記事みると一段と楽しみになってきた-----(*ノдノ)キャ・・(*ノд゚)ノチラッ